皆さま、こんにちは。奈良県SSHコーディネーターの山田です。先週は梅雨前線や台風による集中豪雨で、不安
1つ目は、県立青翔高等学校・青翔中学校主催で6月13日(土)に開催され、今年度で14年目を迎えた「青翔サイエンスクエスト」という行事です。この行事については昨年度(第3回ブログ)も紹介しましたが、小学生がチームで協力して、科学の様々なジャンルの問題に挑み、得点を競い合うというものです。今年度も科学部やSSH委員などの中学生・高校生が、算数、物理、化学、生物の4分野について独創的な問題を作成していました。算数分野では、トランプを使った「弱いカード」を見つけるといった問題でした。ちなみに「弱いカード」とは、A~Kまでの13枚のカードをランダムで並べたときにできる両隣のカードよりも値の小さなカードとされています。問題も簡単なものから次第に難しいものまであり、得点に差がつきやすいように工夫されていました。次に物理分野ですが、今年度も工作を伴う思考問題で、紙ブーメランの製作と奈良県の重心を求めるといった内容で、小学生はグループで協力して取り組んでいました。続いて化学分野ですが、鏡像異性体についての出題でした。分子モデルを見て鏡像異性体を見つけるといったもので、立体的な感覚が要求される問題でした。鏡像異性体とは、名称のとおり右手と左手のように鏡に映った様な対称になる構造を持つ分子のことで、問題にもありましたが例えばリモネンはこの違いによりレモンとオレンジといった異なるにおいになります。最後は生物分野ですが、コケの性質についての考察問題でした。コケの吸水力が優れていることから、コケの自然環境における役割やコケを用いた地球環境問題の解決策について文章で答えさせる問題でした。採点は、昨年度と同様に生徒達が独自で考えた採点規準を用いて行っていました。閉会式では奈良教育大学の浅田重義先生に講評をいただき、参加した小学生も出題に携わった中学生・高校生も科学をとおして創造性が育まれた行事でした。
2つ目は、県立奈良北高等学校で6月16日(火)に行われたSSH運営指導委員会です。これは生徒の皆さんが直接関わる行事ではありませんが、SSH事業が当初の予定通り順調に進められているか、学校が掲げた生徒に身に付けてもらいたい資質・能力が育成されているかといったことについて、大学教授等の学識経験者からの意見を聞く会議です。この会議は、どのSSH校でも基本的には年に2回以上行われています。SSH校は、国から大きな予算的支援を受けているからこそ、その事業推進に高い使命感を持って取り組んでいるのです。奈良北高等学校の今回の会議では、主として昨年度行われた中間評価を受けての改善方法、普通科文型における探究活動の深化について議論されました。
最後になりますが、1学期も残りわずかになってきました。7月には県内外の各SSH校において、3年生による最終発表会の開催が予定されています。私もこの機会に県外のSSH校に足を運びたいと考えております。このことについて具体的な内容をお知りになりたい先生方は、是非ともお声がけくだされば幸いです。
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| 青翔サイエンスクエスト 数学分野(弱いカードのナゾ) |
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| 青翔サイエンスクエスト 生物分野(コケの吸水力) |

